1986-05-20 第104回国会 参議院 運輸委員会 第13号
下級線区のことでありますが、「安全対策として修繕費のみに解決策を見い出すばかりでなく、監視強化・運転規制の強化を実施する。」これはどういうことかと言えば、修繕費、安全対策費はもう出しませんよと、できる限り減らしますよ。
下級線区のことでありますが、「安全対策として修繕費のみに解決策を見い出すばかりでなく、監視強化・運転規制の強化を実施する。」これはどういうことかと言えば、修繕費、安全対策費はもう出しませんよと、できる限り減らしますよ。
しかも予算的には、大臣が言われましたように一兆円を超すけれども新幹線に大部分とられている、在来線の方にそれがなかなか回らないということを言われておるわけでございますが、実は災害は下級線区を中心に多いんですよ、五十四年度の災害を見ても。一級、二級、三級、四級、グレードの低いところほど災害が多いというのは、そこに投資をしていないということです。
下級線区、特に北海道、東北、裏日本、四国、九州などの各線においても、重軌条の交換あるいはコンクリートまくら木、PCですね、そういうものの投資あるいは落石防止等、老朽構造物の取りかえ、そういうようなものに対する防災対策、こうした面の予算も今度は相当ついているわけですけれども、特に今後そうした面でも配慮していただくように要望しておきます。そして特に作業間合いの問題は大事な問題であります。
私の知る範囲では、たとえば作業の機械化といって、上級、中級、下級線区に分けて、そこに所要の機械を配置するというようになっているが、はたしてそういう機械が、今日までの経験上、うまく使いこなせるかどうかという問題と、さらには、これによって要員の削減はどの程度見込んでいるか。要員の削減というものを考えているのか。さらに、今日ただいまの施設関係のいわゆる欠員は、どの程度になっておるか。